メールへのお返事  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年 6月 1日(日)12時40分25秒

先ほどさしあげたメールに書き加えたいことが出てきましたので、再度メールをさし
あげます。

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メールありがとうございました。
おっしゃる通りでいいと思います。複数の生徒さんを相手にレッスンをしており、私
自身が同じ文に何度も出会いますので、どうもはっきりしないな、どうもピンとこな
いなという部分が、次第にはっきりしてくるということがあります。この過程は、眠
さをこらえてはっきりしないアタマで、「イメージ核受肉教材」を作っているときの
あいまいさが後にはっきりしてくる過程にもなっているわけで、後で改訂しなくちゃ
駄目だなと思うところがいくつかあります。なにしろ、7万行台を使っている生徒さ
んがいるので、私はせきたてられるように先へ先へ解析を進めなければなりません。
ご指摘の箇所は、Yさんのおっしゃるように私の中でも現在では整理されていまし
たが、いまだ改訂をやっておりません。現在、テキストづくりは10万行を越えたと
ころで、「7年目の浮気」にとりかかっています。二重否定の似たような例にぶつか
った時点で、該当部分の書き直しをやろうと思っております。
現在の私のイメージを書いておきます。

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> Well, I think she hit her head harder than we think.

 私たちが考えてるよりも強く頭を打ったみたいよ。

> Well, she was talking to nobody that wasn't there before she even hit her
> head.

 そうね。彼女は頭を打つ前でも、(商売上)そこにいもしない人に話しかけていた
 わ。

> Well, I know she is, but you know sister can do that.

 そう。彼女はそんなことをする。でも、(今は)(実在するゴーストと)話ができ
 るのよ。
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 Yさんの解釈と私の解釈の違いは、Yさんが「独り言」ととらえているのに対し、
私は、オダ・メイが、客の前でも、架空のありもしない者に話しかけるというごま
かしをやって商売を続けてきたという事実を背後にしているという点にあります。
 オダ・メイのアシスタントたちが、この時点でも、ゴーストの実在を信じていな
いのであれば、「今は実在のゴーストと話ができる」が、そのままひっくり返り
「いよいよ頭がおかしくなった」という解釈になります。

 文法レベルでの理解は、ご指摘の通りです。
 いずれ改訂したいと思います。

> 根石さんのテキストに出てくるイメージは次です。
> 彼女はそこにいない誰にも話しかけていなかった。/ 彼女が彼女の頭を打つ前で
さえ

「話しかけていなかった」ではなく、「いもしない人に話しかけていた」と改訂する
つもりでおります。nobody に話しかけていたのであり、この nobody はこの場面で
は、あえてくどく言えば、「架空のありもしないごまかしの」ということだと思いま
す。それを言っているのがthat wasn't there という形容詞節だと考えています。

該当部分を書いていたとき、やたら急いで書いたため、スクリーンプレイのテキスト
の解釈に引きずられたのだと思います。スクリーンプレイ社の担当者の訳は誤訳でし
ょう。

ご指摘ありがとうございました。

返事は要らないとのことでしたが、個人情報を伏せて、「大風呂敷」に双方のメール
を公開しておきたいと思います。いずれ行う改訂のための忘備としてですので、ご了
解下さい。

根石吉久